
TOEICの模試をやりたいけど、正しいやり方がわからない。効果のある使い方を教えてください。
こんなお悩みを解決します。
今回は、TOEIC対策に必須のツールである”模試”の正しい使い方を解説します。
実際にこの記事で紹介する方法を実践して、僕は3ヶ月でTOEIC885点を取得したので、実績ありです。
模試をやっているにもかかわらず、スコアがあまり伸びないという悲しい結末を迎えてしまうのは、模試の使い方に原因があるんです。
でも、安心してください。この記事を読めば、誰でも模試の正しい使い方を理解し、今日から始めることができますよ。
はじめに「模試を解くだけの勉強法が絶対NGな3つの理由」を解説するので、あわせてチェックしておきましょう。
公式問題集などのTOEIC模試を解くだけは絶対NGな3つの理由

まず、ダメな模試の使い方の典型例である「模試をただ解くだけ」が、なぜ絶対NGなのかについて解説します。
その理由は以下の3つです。
その①:模試を解く作業はただの”力試し”
その②:成長には間違いの理由を知ることが必要
その③:模試のスコアは本試験のスコアではない
ひとつずつ見ていきましょう。
その①:模試を解く作業はただの”力試し”
1つ目の理由は、模試を解く作業はただの力試しでしかないからです。
200問のマークシートを2時間で塗りつぶすのがTOEICというテストですが、それを模試で解いてもスコアが伸びるわけではありません。
自分の現在地を確認するために、模試を解くなら構いませんが、TOEICの勉強のために模試を解くだけは、絶対NGです。
そのような方法をとっていては、どれだけたくさんの模試を解いても、一向にスコアは上がらないでしょう。
その②:成長には間違いの理由を知ることが必要
2つ目の理由は、英語力・スコアを伸ばすには間違いの理由を知る必要があるからです。
先ほども述べたように、ただ解くだけの作業では英語力は伸びません。
英語力が伸びるきっかけは、自分の答えがなぜ間違いなのか、正解なのかを論理的に知ることです。
つまり、模試を解いた上で解答・解説を確認し、なぜその選択肢が答えになるのかという「解答の根拠」を自分で説明できるようになる必要があります。
つまり、模試を解くことが大切なのではなく、その後の”復習”こそが大事なんです。
その③:模試のスコアは本試験のスコアではない
3つ目の理由は、模試のスコアは本試験のスコアとは無関係だからです。
もちろん、模試で高得点を取れる人は本試験でも高得点が取れる可能性は高いです。しかし、模試で高いスコアをとることと、本試験のスコアとは関係ありません。
裏を返せば、もしで全然スコアが出せなくても、本試験で高得点を取れれば勝ちなんです。なので、ただ模試を解いて、毎回のスコアに一喜一憂することは無駄と言えるでしょう。
以上が、模試をただ解くだけの勉強法が絶対NGな3つの理由でした。
一見、難しそうに感じるかもしれませんが、安心してください。効果のある正しい模試の使い方については、次で詳しく解説します。
効果のあるTOEIC模試の正しい使い方を解説【”復習” is best】

では、効果のあるTOEIC模試の正しい使い方とはどういったものなのでしょうか。
結論からお伝えすると、以下の5STEPで行えば、誰でも簡単に模試を有効活用できます。
①模試を解く(時間制限あり)
②模試を解く(時間制限なし)
③答え合わせ
④解説を使って復習
⑤模試を解く(時間制限あり)
こんな感じです。
ひとつずつのステップについて、詳しく見ていきましょう。
①模試を解く(時間制限あり)
まずは、模試を解きます。本番とできるだけ同じ環境にして、解くとより効果的です。
本番と同じ環境を作る方法
・音声はイヤホンを使わず流す
・マークシートをしっかり塗る
・静かな環境で受ける
もちろん、このような環境じゃなくてもOKです。この段階では、スコアは気にせずに自分の最大限の力をこの2時間にぶつけましょう。
②模試を解く(時間制限なし)
次に、時間を空けてもう一度、同じ模試を解きます。この時に、時間制限は必要ありません。
時間無制限で、リスニングでは音声を何回聞いてもOKです。
そのような状況で、どれくらいスコアが取れるかを確認します。
2回目と1回目のやる時間は空けるといっても、同日中に行うようにしてください。
③答え合わせ
そして、2つ分の解答の答え合わせをします。
おそらく、多くの人が1回目よりも2回目の時間無制限で解いた模試のスコアの方が高いと思います。
それが、今のあなたの実力です。そして、2回目と1回目のスコアの差が、TOEICに慣れることで取れるようになるスコアになります。
つまり、勉強すれば、少なくとも、2回目で叩き出したスコアを本試験で出せることを意味します。
もちろん、そのスコアより高いスコアを出せる可能性も十分あります。この後の模試の復習次第で、900点越えも夢ではありません。
④解説を使って復習
次に、解答・解説を使って復習をしていきます。この復習こそが、模試を解いた1番の理由です。
この復習には、1週間程度かけて綿密にすることをおすすめします。
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でも、どうやってやったらいいかわからない…
と思われるかもしれませんが、安心してください。こちらの【有料級】3ヶ月でTOEIC800点越えが目指せる勉強法をパート別で解説で、各パートの勉強法を徹底解説しています。
ぜひ参考にしてください。
⑤模試を解く(時間制限あり)
そして、復習をしっかり終えたら、もう一度模試を解きます。
これは、1週間ほど時間を空けるのがおすすめです。
この段階では、答えも知っていて、音声も聞き込んでいる状態のため、かなりの高得点を取れてしまいます。
しかし、ここでは問題の解き方に意識を向けて進めていきましょう。
最も効率の良い解き方を実践することで、体に正しい解き方が身につくからです。
TOEICの解き方については、こちらの【一挙公開】TOEIC885点の僕が教えるパート別解き方のコツまとめで解説しているので、あわせてチェックしておきましょう。
以上が、模試の正しい使い方でした。
なかなかハードに感じられるかもしれませんが、慣れてしまえば楽勝です。

短期集中でTOEICの目標スコアに到達したいなら、ぜひ実践してみてください。
おすすめ模試参考書を一覧で紹介

模試の正しい使い方がわかったところで、そろそろもしを解き始めたいと思われているのではないでしょうか。
ですが、「模試選び」もスコアアップに直結する重要な要素です。
自分に合った模試を見つけないと、効率よく勉強を進めることができないため、気をつけましょう。
なので、ここではおすすめの模試系参考書を計9冊紹介します。一覧でわかりやすいと思うので、気になるものを購入してみてください。
タイトル | ![]() 公式問題集 | ![]() 新形式精選模試 | 至高の模試” target=”_blank” rel=”noreferrer noopener”>![]() 至高の模試 | 究極の模試600問+” target=”_blank”>![]() 究極の模試 | 新メガ模試1200問” target=”_blank”>![]() 新メガ模試 | ![]() 模試特急 | 世界一わかりやすいTOEIC 総合模試” target=”_blank”>![]() 世界一わかりやすい総合模試 | ![]() でる模試 リーディング 700問 | ![]() 990点獲得 最強Part7 |
価格 | 3,300円 | 2,090円(×2) | 2,860円 | 3,300円 | 2,640円 | 979円 | 2,090円 | 2,640円(×2) | 2,420円 |
1模試あたりの価格 | 1,650円 | 816円 | 953円 | 1,100円 | 440円 | 979円 | 1,045円 | 754円 | 605円(Part7のみ収録) |
難易度 | 難しい | かなり難しい | 少し難しい | 少し難しい | 難しい | 少し簡単 | 少し簡単 | 少し難しい | かなり難しい |
解答・解説 | わかりやすい | わかりやすい | わかりやすい | わかりやすい | なし | わかりやすい | わかりやすい | なし | わかりやすい |
それぞれの参考書についての詳しい情報を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ:正しく模試を活用して、短時間でTOEICを攻略しよう

今回は、TOEICの模試の正しい使い方を解説しました。
ただ解くだけでは勉強にならない模試ですが、しっかり復習に使えば英語力を爆上げすることができます。
当サイトでは、他にもTOEICに関する記事がたくさんあるため、短期集中でTOEICを勉強したい人は、他の記事もご覧になってください。
というわけで、今回は以上です。