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Part1を解くのが苦手だな…。問題形式に慣れないので、解き方のコツを教えてください。
こんなお悩みを解決します。
今回は、TOEIC885点を持っている僕が、Part1を解くときのコツとその思考プロセスについて解説します。
Part1はある程度のリスニング力があっても、解き方のコツを知らないとスコアアップが見込めません。
でも、安心してください。この記事を読めばPart1の解き方がわかるようになります。
TOEIC Part1の問題形式・特徴は?

まずは、Part1の概要を見ていきましょう。
Part1は写真描写問題という形式のリスニング問題で、音声を聞き、問題用紙にある写真に適切な選択肢を選ぶというもの。
リスニングパートの最初の問題だからといって簡単なわけではありません。
全てで6問出題されますが、Part1だけの解き方のコツを知らないと、全問ミスが起きうる可能性があります。
では、そんなPart1の特徴はどんなものなんでしょうか。
Part1の問題の特徴
その①:写真にパターンがある
その②:選択肢が音声のみ
その③:頻出単語が存在する
以上のような特徴があります。これらの特徴は後ほど説明する「Part1を解くときの3つのコツ」で詳しく見ていきます。
ここでは、「こんな特徴があるのか」と簡単に理解しておきましょう。
次からは、Part1を解くときの思考プロセスについて解説します。

TOEICの各パートにはそれぞれ「適切な解き方」が存在します。これを押さえるだけで、正答率が大幅に向上しますよ。
TOEIC Part1の思考プロセス【簡単3STEPで考えましょう】

結論から言うと、Part1を解くときの思考プロセスは以下のとおり。
Part1の思考プロセス3STEP
①状況把握(写真を見る)
②キーワードに目星をつける
③選択肢を聞く
大まかな考え方はこんな感じです。そして最も重要なのが、第1ステップの「状況把握」になります。
状況把握とは、音声が流れる前に写真を見ておく作業のことで、これがPart1の正答率に大きく影響するんです。
写真にはいくつかのパターンがあるため、それらを分類することが第1ステップでの目的。

パターンの分類法については後で説明するので、ご安心を。
そして、第2ステップでは写真の中から答えに直結しそうな「キーワード」に目星をつけます。このキーワードの考え方についても後で解説します。
第1・2ステップまでは全て音声が流れる前の作業。これらの作業が終われば、第3ステップでは聞くだけになります。
Part1はリスニング的な難しさはないので、模試を解いて復習をしていけば全然大丈夫です。
>>【コスパ最強】TOEIC Part1の対策と勉強法【ディクテーション】
なので、いかに準備段階の第1・2ステップが大事かがわかると思います。
TOEIC Part1を解くときの3つのコツ【これで対策できます】

ここからはPart1を解くときのコツを解説していきます。
Part1を解くときのコツ
その①:写真のパターンを分ける
その②:キーワードを見つける
その③:頻出単語を押さえる
前述したPart1の特徴や思考プロセスでの疑問も解消していくので、ぜひ最後までご覧ください。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
その①:写真のパターンを分ける
まずは、写真のパターン分けについてです。
結論からお伝えすると、Part1の写真には全てで4パターンあります。
Part1の写真パターン4つ
①:人物が1人の写真
②:人物が2人の写真
③:人物が3人以上の写真
④:風景・物体の写真
それぞれの問題パターンをひとつずつ見ていきます。
①:人物が1人の写真
まずは、人物が1人写っている写真のパターンです。
実際にこんな感じの写真で出題されます。
例えば、この写真だったらこんな選択肢になると思います。
- (A)A woman is taking a shower.
- (B)A woman is having a cup.
- (C)A woman is chatting with her friends.
- (D)Some windows are open.
1つ目は、1人が写っているパターンの写真でした。
②:人物が2人の写真
次に、人物が2人写っているパターンです。
こちらがそのイメージ写真になります。
例えば、この写真だったらこんな選択肢になると思います。
- (A)One of the men is reading a book.
- (B)One of the men is pointing at a laptop.
- (C)They’re shaking hands.
- (D)They’re assembling a desk.
2つ目は、2人の人物が写っているパターンの写真でした。
③:人物が3人以上の写真
お次は、人物が3人以上写っている写真のパターンです。
実際にこんな感じの写真で出題されます。
例えば、この写真だったらこんな選択肢になると思います。
- (A)They’re singing in the park.
- (B)All of them are put on backpacks.
- (C)One of them is riding a bicycle.
- (D)They’re smiling.

もちろん、これより人が多いときもありますよ。
3つ目は、3人以上の人物が写っているパターンの写真でした。
④:風景・物体の写真
最後は、人が写っておらず、風景や物体が写っている写真のパターンです。
実際にこんな感じの写真で出題されます。
例えば、この写真だったらこんな選択肢になると思います。
- (A)A lump is hanging on the ceiling.
- (B)Some pillows are put on the chair.
- (C)Some tables are broken.
- (D)There are some windows.
以上が、Part1を解くための1つ目のコツの写真のパターン分けでした。
その②:キーワードを見つける
次のポイントは、写真から「キーワード」を見つけることです。
キーワードを見つけるとは、選択肢に入ってきそうな単語を事前に写真から推測しておくことを指します。
これによって、正解の選択肢がわかりやすくなるので、音声を聞くときに慌てる必要がなくなります。

落ち着いてリスニングすれば、絶対に聞き取れるのがPart1なので、この作業は重要です。
そんなキーワードの見つける方法ですが、前述した写真のパターン分けをすれば簡単にすることができます。
「人物写真」と「風景・物体写真」の2つのパターンに分けて、キーワードの見つけ方を解説します。
人物写真からキーワードを見つける方法
人物が写っている写真では以下のところに注目して、キーワードを見つけましょう。
人物が写っている写真の注目ポイント
- その人が何をしているか
- その人の周りにあるもの
人物が写っている写真では人数に関係なく、これらのことに注目してキーワードを見つけます。
まずは、人物の動作に注目しましょう。その時に、動作以外にも「その人が何を身につけているか」や「何を持っているか」なども答えになることがあるので注意してください。
次に、人の周りにあるものにも注目します。風景・物体写真の問題ではなくても、たまに物体がキーワードの答えになる場合もあるからです。
キーワードを見つけるときは、英語で考える必要はありません。慣れてきたら、英語で考えてみましょう。
風景・物体写真からキーワードを見つける方法
風景や物体が写っている写真では以下のところに注目して、キーワードを見つけましょう。
人物が写っている写真の注目ポイント
- どんな物体が存在するか
- その物体のある場所
まずは、何が存在しているのかを探しましょう。また、同時にそれがどこにあるのかについても注目する必要があります。
選択肢で写真にある単語が読まれても、その続きで「〜 on the desk.」と、写真とは違う場所が読まれたりするからです。
ひっかけに惑わされないためにも「何がどこにあるのか」を注意して、キーワードを見つけましょう。
その③:頻出単語を押さえる
3つ目のコツは、頻出単語を押さえることです。
というのも、Part1には頻出単語というものが存在します。Part1頻出単語を覚えておくことで、とても解きやすくなるんです。
写真からキーワードを見つけるときも、「頻出単語がないかな〜」という目線で探すのもGOOD!
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でも、どうやって頻出単語を勉強するの?
と思われるかもしれませんが、安心してください。
結論から言うと、「金のフレーズ」をすればPart1の頻出単語はしっかり押さえられます
理由は、金フレに「パート1重要語100」という特集ページがあるからです。
Part1の選択肢で読まれそうな文章単位で100単語集められています。
さらに、abceedを使えば音声も無料で聞けるので、Part1対策にピッタリです。
僕はできるだけ参考書は少ないほうがいい派なので、金フレを単語帳兼Part1対策本として愛用していました。
TOEIC Part1対策ができる勉強法は?

以上までが、Part1を解く上で重要になってくる思考プロセスやコツのお話でした。
ここからは、本番までの時間の勉強に視点を変えて、Part1対策におすすめの勉強法について解説します。
結論から言うと、Part1対策には「ディクテーション」が最も効果があり、コスパもいいです。
詳しいやり方が気になる方は、こちらの【コスパ最強】TOEIC Part1の対策と勉強法【ディクテーション】をご覧ください。
実際に使う参考書は「公式問題集」などの模試系参考書だけでOKです。

対策をしっかりした上で、解き方のコツを知れると、正答率はグーンと上がりますよ。
まとめ:Part1の解き方のコツを押さえて、正答率をあげよう

今回は、Part1を実際に解くときのコツについて解説しました。
Part1を解くときの3つのポイント
その①:写真のパターンを分ける
その②:キーワードを見つける
その③:頻出単語を押さえる
3つのコツを意識するだけで、解きやすさが全然違うので、試してみてください。
ただ、解き方のコツだけを知るだけで解けるほどTOEICは簡単ではありません。
しっかり、本番の試験までに模試を何度も解いて復習に力を入れましょう。
そんな勉強方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ご覧ください。
>>【コスパ最強】TOEIC Part1の対策と勉強法【ディクテーション】
今回は以上です。