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Part5の対策をやってるけど、なかなかスコアが伸びない。参考書をたくさん買えばいいのかもしれないけど、無駄なお金は使いたくないし…。誰でも効果が出る勉強法を教えてください。
こんなお悩みを解決します。
今回は、Part5の勉強法と解くときのポイントを解説します。
この記事を読めば、必要最低限の参考書だけでPart5を対策することができるようになります。

無駄なお金と時間を使うことなく、勉強したい人は必見です。
では、本題へいきましょう。
この記事は、英語力の基礎がある人を対象にしています。「中学英語もちょっと不安だ…」という方は、下記の記事をご覧ください。
>>体験者が語る】英語初心者こそスタディサプリTOEICを利用するべき5つの理由
TOEIC Part5の概要(問題数・時間)

Part5はリーディングパートの第1問目のいわゆる「文法問題」です。
問題数は30問あります。
リーディングパートはリスニングパートとは違い、自由に時間配分を決めることができます。
YouTuberのHaruさんもおすすめしているパート別の時間配分の目安はこんな感じ。
Part5 | 9分 |
Part6 | 12分 |
Part7 | 54分 |
合計 | 75分 |
参考にした動画はこちら。
>>TOEIC|試験直前にやるべき3つのこと【スコア結構変わります】
Part7の設問数が54問なので、それらを1問1分で解く場合、Part5はこんな時間配分になります。
よって、30問あるPart5では1問あたりに使える時間は約18秒ということです。
Part5は時間との戦いでもあるパート。後半では、速く解くコツも解説しているので、あわせてチェックしておきましょう。

問題を見た瞬間に解ける「5秒問題」なんかも存在するので、対策必須なパートです。
TOEIC Part5の効果がある勉強法【結論:音読&言語化です】

ここではまず、Part5の対策のための勉強法を解説します。
解き方のコツも大切ですが、それは必要な英語力が備わってからの話。つまり、魔法のテクニックのようなものはありません。
なので、この記事を読むだけでスコアが上がると思われた方はごめんなさい。そっとブラウザを閉じていただければと思います。
一方で、「模試を解いて復習する」という勉強の中で、Part5を効率的に対策したいと思う方のみ、この続きをご覧ください。
準備はいいですね?
では、本気でTOEICを勉強していきましょう。
結論からお伝えすると、Part5の最も効果がある勉強法は「音読」と「言語化」です。
これだけではわかりにくいと思うのです、ひとつずつ見ていきましょう。まずは音読からです。
Part5の音読方法
模試を解き終わった後の復習として、効率よく勉強できる方法の1つが「音読」です。
音読と聞いて英語嫌いセンサーが反応している方もいるかもしれませんが、ご安心ください。

誰でも継続できる音読のやり方を丁寧に解説しますよ。
やり方も簡単なので、ぜひトライしてみてください。
Part5の音読3STEP
①解説を読む
②文構造を理解する
③音読をする
ひとつずつ見ていきましょう。
①解説を読む
まず、解答・解説を読み込んでください。これは簡単ですね。
間違った理由、正解を導く方法などをチェックして、完璧に理解できるまで読みこみましょう。
わからないことがあれば、そのままにせず完璧にすることが大切です。文法書や辞書を片手に時間かけてもいいので、がんばりましょう。
②文構造を理解する
次に、文構造を理解してください。
Part5は1文だけなので、SVOCを振るなどして英文解釈してください。
お駒で難しい構文は出てこないので、調べながらすれば大丈夫だと思います。

もし、それでも厳しいという方は僕のツイッターにDMください。おすすめの参考書を個別で紹介します。
解説を読み込んで、文構造を正しく理解するまではあくまで、音読のための準備段階。
次に、メインの音読をしていきます。
③音読をする
ここから音読を始めます。
頭で意味を理解しながら、声に出してください。スムーズに読めるようになるまで繰り返します。
ポイントは「チャンク(意味のかたまり)」を意識すること。
例えば、この例文をご覧ください。
ex) He gave me the watch last week because I graduated from the university.
これは計13個の単語で構成されている英文です。意味は「私が大学を卒業したので、彼は私に時計をくれた」です。
ただ、チャンクを意識すれば2つの大きなかたまりに分けることが可能。
ex) (He gave me the watch last week) (because I graduated from the university).
「これだけ?」と思うかもしれませんが、チャンクを意識するだけで文章を理解するスピードが冗談抜きで何十倍にもなります。
このような音読を繰り返し、意味を理解しながら言えるようになったら1問が終了です。
以上がPart5の勉強法のひとつである「音読」になります。次に、もうひとつの「言語化」について見ていきましょう。
【誰も教えてくれない】Part5を効率よく勉強ための「言語化」とは?
Part5の勉強法には音読が効果抜群です。ただ、より効率的に学習を進めたいなら、言語化にもチャレンジしましょう。
言語化とは、解答の根拠を自分の言葉で説明できるようになることです。
例えば、このような問題があったと仮定します。
The movie which I watched with Ken was ___.
- (A)boringly
- (B)boring
- (C)bored
- (D)bores
この問題では、答えは(B)boringになります。
では、なぜこの答えが正解になるか説明できますか。これが、Part5の復習に必要な「言語化」です。
極端な話、私たちが勉強しているときは、この問題の答えが(A)だろうが(B)だろうが関係ありません。
理由は、試験でまったく同じ問題に出会うことはないから。しかし、「boring」には意味があります。
なぜ空欄に「boring」が入るのかを説明できるようになる力はとても重要です。
同じ問題は出なくても、同じ原理で答えが導ける問題は多々出てきます。なので、解答の根拠を言語化することが非常に大切で、自分の力になるんです。
例えば、今回ならこんな感じ。
選択肢は全て意味が同じで品詞が違うだけ。そこで、空欄の前を見ているとwasがあり、このwasの主語はKenではなくThe movie。人が主語なら「bored」、モノが主語の場合は「boring」になる。よって、答えは(B)boringになる。
このような説明を全ての問題にやる必要があります。
また、Part5に限らず、どんな問題でも解答の根拠を説明できるようになることは非常に重要です。
「模試1つに30問もあってめんどくさい」と思われるかもしれませんが、この作業を怠ってしまうと、点数の取りこぼしにつながります。
時間勝負のTOEICでPart5は、コツさえ掴めば時間を削減できる唯一のパートです。
なので、「ひとつひとつの努力が本番の時間を増やしている」と思いながら、頑張ってください。
最初からはハードだという方は、まず解説を読み込むところから始めましょう。知識を蓄えた後、2回目の解き直しで言語化できるかチャレンジしてみてください。
参考書:TOEIC Part5に対策には『文法特急』がオススメです

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Part5を対策するのに必要な参考書はなんですか?
このような疑問をお持ちの方がいると思うので、お答えします。
Part5対策に必要な参考書は「文法特急」です。

こちらは超有名なPart5の文法問題対策本です。
他にもPart5対策では、金フレの著者でもあるTEX加藤さんの「でる1000問」や900点特急シリーズの「パート5&6」などが有名ですよね。
ただ、僕は3つの理由から文法特急だけで十分だと考えています。そんな文法特急を激推しする理由がこちら。
- 問題の量が適切で回しやすい
- 解説が濃密で疑問がなくなる
- 新書サイズで持ち運びやすい
以上の理由より、文法特急をオススメしているんです。
しかも、文法特急は2021年の3月にリニューアルしたため、最新のTOEICの出題傾向に適した問題が追加収録されました。
さらに、Part5だけでなくPart6対策の問題も豊富についており、1冊で二度美味しい参考書となっています。
なので、ここでPart5の対策方法の結論をお伝えします。
『文法特急』と『公式問題集』などの模試系参考書を解いて、音読&言語化で復習するだけです。
他の記事でもこのように無駄なお金と時間を使わずに、TOEICを対策できる勉強法をパート別に紹介しています。ぜひご覧ください。
対策法:TOEIC Part5を解くときのポイント・コツ

ここからは、勉強法の話ではなく、実際に解くときのポイントを解説していきます。
ここで紹介する解き方のコツのベースは全て文法特急です。
「こいつ、まだ文法特急って言ってるわー」なんて思わないでください!
文法特急は解説を読んで体系的に最速な解き方を覚えられるため、数回やるだけで速く解けるようになるので、本当におすすめです。

文法特急+模試+復習で誰でも1問18秒は可能です。
本題の解き方の手順がこちら。
①問題のカテゴリー分け
②正しいアプローチを実行
それぞれのステップを押さえておけば、どの問題にも最速のアプローチで解くことができますよ。
ひとつずつ見ていきましょう。
①問題のカテゴリー分け
まずは、問題をカテゴリー分けします。
カテゴリーの分け方は文法特急の12〜14ページに載っているのでそちらを参考にしてください。
大事なのは、そのカテゴリー分けをどの問題にでも瞬時にできるようになること。
覚えるというより慣れの問題なので、模試を解くときや復習する際にカテゴリー分けをしていきましょう。

最初は難しいので、復習の段階で文法特急を見ながら1問ずつカテゴリー分けをするのがおすすめ。
②正しいアプローチを実行
問題のカテゴリーを見分けたら、それぞれに見合った正しいアプローチで問題を解いていきます。
カテゴリーによっては空欄の前後と選択肢を見るだけで解ける「5秒問題」や、文章を訳す必要がある「20秒問題」などさまざまです。
このような流れで解くことで、どの問題にも最速で対応できるようになり、Part5を9分以内に解けるようになりますよ。
Part5を時短できたら、他のパートに時間の余裕を与えられるので、結果的に総合点アップにも結びつきます。
まとめ:Part5の対策は他のパートにも好影響【+誰でもできる】

今回は、Part5の勉強法と解き方のコツについて解説しました。
Part5は英語力とテクニックがあれば、本番でも崩れにくいパートです。
Part5の安定感をゲットできれば、他のPart6以降にも好影響があります。誰でもやれば伸びるので、少しずつ対策していきましょう。
また、当ブログではパート別勉強法をまとめた記事があるので、ぜひご覧ください。
>>【有料級】3ヶ月でTOEIC800点越えが目指せる勉強法をパート別で解説
というわけで、今回は以上です。