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Part7対策頑張ってるけど、なかなか伸びないな。単語力を身につけても、速読力が身に付かず、時間が足りない。僕でもできる効果のある勉強法があれば教えてください。
こんなお悩みを解決します。
今回は、TOEICの最後のパートであるPart7の勉強方法とその対策、解き方のコツを解説します。
この記事を読めば、Part7を効率的に対策できる勉強法がわかり、リーディングが苦手でもスコアアップを実現することができます。
「Part7に特化した参考書が必要なのか?」という疑問にもお答えしているので、あわせてチェックしておきましょう。

先に結論をお伝えすると、Part7のためだけに必要な参考書はありません。精読・音読を正しい方法で行えば、十分にスコアアップは狙えます。
この記事は、英語力の基礎がある人を対象にしています。「中学英語もちょっと不安だ…」という方は、下記の記事をご覧ください。
>>体験者が語る】英語初心者こそスタディサプリTOEICを利用するべき5つの理由
TOEIC Part7の問題数は?時間配分は?

まず、Part7の問題数や時間配分について見ていきましょう。
Part7の問題数(マークシート数)は計54問です。より詳しい割合がこちら。
シングルパッセージ | 29問 |
ダブルパッセージ | 10問 |
トリプルパッセージ | 15問 |
合計 | 54問 |
そ時間配分はYouTuberのHaruさんの考え方を参考にしたこちら。
Part5 | 9分 |
Part6 | 12分 |
Part7 | 54分 |
合計 | 75分 |
つまり、Part7の54問を1問1分で解いていく計算です。
参考にした動画はこちら。>>TOEIC|試験直前にやるべき3つのこと【スコア結構変わります】
「見直しはしないの?」と思われるかもしれませんが、僕は見直し時間は取る必要はないと考えています。時間を余らすなら、より丁寧に問題を解いて正答率を上げる方が効率的だからです。
TOEIC Part7の勉強法【精読&音読】

ここからは、Part7の勉強法を解説します。
実際に僕はこの勉強法で、3ヶ月の勉強だけで800点を越えることができました。

リーディングパートの点数は少し低いですが、それでも400点は超えています。
その勉強法とは「精読&音読」です。
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Part6でも同じこと言ってなかった?
と思われた方は鋭いですね。Part6もPart7も長文問題なので、同じ勉強法になっています。
ただ、少し内容が違う部分があるので、「Part6の勉強法」をすでにご覧の方も損しない内容となっていますよ。
では、まず精読のやり方を紹介します。
①:本文を読む
②:問題文を読む
③:答えを考える
④:解答を見る
⑤:単語・構文をチェック
この手順に沿って行います。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
この勉強法は「模試を解いている」ことが前提です。復習としての勉強法なので、模試を解いてから行ってください。
①:本文を読む
まずは、本文を読み直します。読むスピードは意識せず、ゆっくり読んでもらっても大丈夫です。
ただ、返り読みはNG。
ゆっくりでもいいので、目の動きを止めずに一定のリズムでスーッと読んでください。
この読み方で全然頭に入ってこなくても安心してください。何度もこのステップを繰り返しましょう。このやり方に慣れると、速読力も身に付きます。
②:問題文を読む
本文を読み終わったら、次に問題文を見ます。ただ、そのときに選択肢を見ないようにしてください。
後々、この工程が重要になってくるので、できるだけ見ないように問題文だけを理解してください。
③:答えを考える
問題文を読み終わったら、一度冊子を閉じましょう。そして、それぞれの問題に対する答えを自分の頭の中で考えます。
この段階で重要なのは、自分の頭で考えること。
最初は「答えに直結するキーワードを思い出す」ことに注力しましょう。
「トムの職業は?」という問題があったなら、「本文に”library”って書いてたな」みたいな感じで思い出してください。
慣れてきたら、文章単位で「Tom works at the library.」と答えてみましょう。
この作業をすることで、2つのメリットがあります。
1つは、本文を理解できているかを確認できること。もう1つは、Part7の答えになるキーワードのパターンがわかってくることです。
少しハードですが、効果は必ず感じられると思うので一度やってみてください。
④:解答を見る
答えを自分で考えたら、次に実際の選択肢を見ます。
自分の答えとを表している選択肢があって、それが正解の解答なら内容が正しく理解できている証拠です。
とにかく最初は、内容が正しく理解できていて、答えへの辿り着き方が正しいかを確認しましょう。
間違っていた場合は何が間違ったのかを解説を読んで考えてください。
この段階で間違ったり、わからないものがあっても何も問題ありません。本番までにどんどん自分がわからないところを見つけて、解決していきましょう。
⑤:単語・構文をチェック
最後は、長文でわからない単語や構文を一文ずつチェックしていきましょう。
「わからない」の基準は、日本語に訳せるかどうかで判断するのがオススメです。
そこで、詰まってしまう文章があるなら、英文解釈をして丁寧に読解をしましょう。
ここで出会った知らない単語はオリジナルの単語帳にまとめるのがおすすめ。オリジナル単語帳の作り方はこちらの記事をご覧ください。
>>3ヶ月で800点とれる!TOEIC用”オリジナル単語帳”がおすすめな理由【写真付きで解説】
ここまでが精読の5STEPです。つぎに、音読をしていきます。
ただ、ここでの音読は簡単です。声に出しながら文章の意味を理解できるかを確認するだけ。なので、すぐに終わると思います。
ただ、遅すぎるスピードだと速読力が鍛えられないので、徐々にスピードを上げていきましょう。
以上が、Part7の勉強法でした。
「カロリー高いな!」と思われるかもしれませんが、こういった泥臭い勉強法が1番の近道であることは多くの英語学習者の方々がおっしゃられています。
本気でTOEIC高得点を目指しているという方は、期間を決めて一気に取り組んでしまいましょう。
TOEIC Part7対策におすすめの参考書は?

結論から言うと、Part7対策の参考書でおすすめのものはありません。
実際、僕は一冊もPart7のためだけに参考書は買わずに、3ヶ月で885点を取ることができました。
TOEIC学習休止後に行った本屋さんにオススメできそうな参考書はたくさんあったのですが、僕は実際に使ったものだけを皆さんにお伝えしたいので、嘘はつきません。
なので、Part7対策のために参考書を買おうと考えている方は少し待ってください。
先ほどまで解説してきた勉強法を「公式問題集」などの模試系問題集を使って復習していくだけで、スコアは爆上がりします。
僕自身、ある特定のパートを対策するために買った参考書は「文法特急」というPart5・6対策のものだけです。
もちろん、苦手なパートを補うために、それに特化した参考書を買うことは否定しません。
ただ、しっかり模試を解いて、その何倍も時間をかけて復習をすれば、十分に対策できることも覚えておいてください。
おすすめの模試系参考書を知りたい方は、こちらの【厳選】TOEIC対策におすすめの模試ランキング&比較をご覧ください。
TOEIC Part7の解き方のコツ・ポイント【結論:基本全部読みましょう】

ここからは、勉強法とは打って変わって、実際に解く上でのポイントを解説していきます。
結論から言うと、よくある「時間節約のため、全て読むな!」という意見に僕は反対しています。
理由は、読む・読まないの判断をするぐらいなら普通に解いた方が速いからです。
TOEICを解く目的は問題に正解するためであって、速く解くことではありません。
もちろん、正答率を求めすぎるあまり時間が足りなくなってしまっては本末転倒ですが、その時間配分さえ間違えないなら、全て読むことをオススメします。
今の段階で全然時間が足りないという方も大丈夫です。先ほど説明した勉強法を繰り返し行えば、今より何倍も速く読めるようになります。
なので、ここでは実際にPart7を解くときのコツ・ポイントを解説します。
ポイントは以下の3点。
その①:問題文の先読み
その②:関連語に注目
その③:難問は割り切る
まず、Part4では必ず問題文を先読みしてください。ここでは、設問を読む必要はありません。
何が問われるのかを頭の片隅に置いておくだけで、長文が読みやすくなります。
問題文を先に読んでも忘れてしまうという方へ。実は僕も忘れてしまうタイプです。それでも、読んでいるかどうかで解くスピードは全然違います。忘れてもいいので、読みましょう。
そして、「関連語」に常に意識しておきましょう。
関連語とは、ダブル・トリプルパッセージを読む際に複数の文章にまたがって関連する語を指します。

僕が勝手に名前をつけたので、ネットで調べても出てこないと思います。
例えば、1つ目の文章で「〜 in September.」という単語が出てきたとします。こういう日付には注意が必要です。
次の文章を見ると8割ぐらいの確率で「9月」が関係してくるからです。
関連語は以下のようなものもあるので、チェックしておいてください。
- 日付・時間
- 場所・地域・国
- 料金・割引
- TOEIC頻出単語
関連語は意識するだけで、正解に近づくスピードが格段に上がるのでオススメ。
最後は、難しい問題は割り切って飛ばすのが大切であることを説明します。
Part7では難しい問題やなかなか選択肢が決まらない、ヒントが見つからないという設問がいくつかあります。
そんな問題でも時間をかければ、解くことはできると思います。ただ、時間との勝負でもあるTOEICではそんな呑気なことは言ってられません。
なので、割り切る力も重要。その1問を捨てても、その後の10問を正解すれば勝ちです。
以上が、Part7を解く上でのポイントでした。ぜひこれらのことを意識して模試を解いてみてください。
まとめ:Part7をしっかり対策して、リーディング力をあげよう

今回は、Part7対策とその勉強法についてお話ししました。
リーディングパートの問題のため、時間との勝負でもあるのがPart7。正しい方法で対策をして、本番の試験で最高スコアを出せるようにしましょう。
他パートの勉強法についてもあわせて知りたいという方は、こちらの【有料級】3ヶ月でTOEIC800点越えが目指せる勉強法をパート別で解説が参考になりますよ。
今回は以上です。